描いてみないとわからない

今回の油絵の授業では、今までと違うやり方を模索していくようだ。

手首から先で塗っていた筆を腕から動かして描かせてみたり、大きな画面に描いたり、違う素材を使ったりしているらしい。

今までの講評と違い、クラスメイト同士でその作品について感じたこと等を話すような時間があったようで参考になったらしい。

大学に入ってからの講評では、自分の作品の前に立ち、
①絵について自分の考えを話す。
②それについて先生がアドバイスや質問をする。
という形を取ることが多く、『この作品では〇○したいと思い✕✕しましたが上手くいかなかった(上手くいった)ので次回は△△しようと思います。』と話すことが多い娘は、作品についての直接的なアドバイスをもらったり、先生に教えを乞うようなことは少なかったようだ。
今回のクラスメイト同士で自分以外の作品について論ずるパターンは今までになく、どのように自分の作品が他人に捉えられているのか、教えてもらえたことは良い刺激になったようだ。

どうやらムサビ油画の2学年では、今までの作品に新風を吹き込むことを目指しているように思える。
自分の画風を確立していくのはまだまだ先のことではあるが、オリジナリティのある表現者になるために色々な刺激を与えているらしい。

今年度末には進級展があり、ある程度の成績を修めることができないと、3学年に上がれない。
毎年上がれない学生がいるようで、娘はそれを少し恐れているようだ。

悶々とただ考えているだけでは自分の表現方法は見つからない。
無論ただむやみと描いただけで見つかるものでもないが、考えては描き、また考えて描いてみないと、考えたものが自分に合っているのか、それともまだ考えが足りないのかわからない。

作品が未熟なのは仕方ないこと。
まずは何枚も描かないと自分らしい作品にはできあがらないよ。


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