進級制作展作成終了まであと9日

昨日は敬愛するB教授が学生達を指導してくださった。
描き方や考え方で独自な部分を、プラスに評価してくださる先生の一人だ。
プラスに評価してくださる先生方は、異質に思える成長の兆しのような部分を、拙いながらも作品として耐えられるくらいに指導してくださる。
正解のない芸術の世界で、何が認められるかわからない混とんとした才能(というと違うかもしれないが上手い言い回しが見つからない)の渦の中から、将来輝くかもしれない原石を見つけ、それを磨く術をアドバイスしてくださるのだ。
見る人に嫌われることもある娘の作品を、評価してくださる先生方の存在は大変ありがたい。
そのアドバイスが適切であればあるほど、大きく成長できる。
娘の描き方にあった効果的なモチーフの入れ方や、どのように他作品との違いを作っていくか。経験に基づいた適切なアドバイスを与えてくれる。
当然ながら、素人の私には思いつかないような指導で、でもそれを説明されれば「なるほど確かにそれは効果がありそうだ」と安からぬ学費を払っているだけの効果があると思える教授の一人だ。
やはり、何十年も作品を作ってきている先生方の言葉は重い。
たとえ自分と描き方や考え方が違ったとしても、その作品に合ったアドバイスをできるのだから脱帽ものだ。
武蔵美は丁寧な指導に定評があるので、費用対効果が高いことがひとつの存在意義でもある。(だって、私の出身大学の学費の2倍出しているんだから、それだけの効果があると思えなければ財布を開きづらいじゃない。)

進級制作展作成期間はあと9日。オリエンテーションから制作終了の講評までおよそ3/2が済んだこととなる。
作品できあがり加減としては6割とのこと。先週金曜に初めての色入れをしたのだから、順調に進んでいるといえるのか?
全体的な描き込みが済んだら仕上げに入る。仕上げにどのくらい時間をかけられるかで作品の完成度が変わってくる。バランスを見ながら仕上げなければならないので、最初の描き始め同様、気を遣う部分だ。

今回は新しい描き方にも挑戦しているので、どのような効果が表れるのか楽しみにしている。
(忘れないで欲しい。娘を高く評価している私は、単なる親ばかだ。)


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