3ヶ月ぶりの油絵、楽しんで描いているみたいだ。
3ヶ月ぶりの油絵。
ドキドキワクワクしながら描いている様子。
驚いたことに、油絵の具の蓋がくっついていて開かなくなってたようだ。
油絵を初めて描いてから三年目。
家では油絵を描かないように娘にはお願いしている。
家にはペットのインコがいるので、揮発性のある油絵の具やペインティングオイルは彼らには危険なのだ。
油絵は乾くときに塗ったオイルが揮発していく。
揮発し空気中に拡散したものを吸い込むと、呼吸困難になるおそれがあるのだ。
呼吸困難に陥ると、落鳥(死亡)する可能性がある。
鳥の呼吸困難を引き起こすのは、揮発性のある物質ばかりではない。
昔、知り合いが夏に庭で子供たちと花火をしていたところ、翌朝気づいたら庭の端の小屋にいたセキセイインコが全て落鳥していたという。
この場合の原因は煙だと推測できるが、即効性のある要因だけではなく体の中に物質が溜まってしまう可能性もあるので気を付けねばならない。
揮発性のある絵の具を使う場合には、火事の危険性もある。
久しぶりに絵の具を開けようとしたら、蓋がくっついてしまって開かなくなっていたという。
油絵を描き始めてから、こんなに長い間描かなかったことはなかったので、蓋がくっついてしまうことなど今回が初めてだ。
娘は油絵具をテレピン油にダンマルペインティングオイルをプラスしたもので溶く。
ダンマルは東南アジアにある樹木からとれる天然樹脂。
絵の具自体がねっとり?ベタベタするようだが、その瓶も開かなくなっちゃってたらしい。
ムリムリ開けたようで、指の腹に水膨れができてしまっていた。
久しぶりに描いている油絵は、今までで一番思い通りに描けている。という。
以前は青色が大好きで青の混色ばかりつかっていたが、今は青色をほとんど使わずに描いているらしい。
予備校に通い始めて3ヶ月。
色の三原色だけを使って描くとか、水彩絵の具を使って描くとかいうのが、功を奏したのか。
現役時代に描いていた絵よりも進化したのだと思いたい。
好きな本を題材に好きなように描ける今回の作品は、受験のための絵ではない。
求められていることは『油絵の具で描く』ことだけ。
本人も楽しんでいるようで、集中力も続いていいようだ。
親ばかっぷり全開になってしまう。
出来上がりが楽しみだ。