手渡し構成モチーフ課題『画材』ってどこまでが画材?
手渡し構成2日目。今回のモチーフは画材。
前回と違い、加工は禁止。つまりそのまま描かないといけないってことだ。
加工可能かどうかは、問題文に書かれている。
問題文をよく読んで、出題者の意図をくんで描かないといけない。
加工可と書いてあるときは、積極的に加工しないといけない時もある。これも、問題文次第だ。
加工していい時には、イメージと混ぜて実際にはあり得ない形にすることさえできる。ただ、それを見た人がそのモチーフがそれだと認識できなければ意味がないので、かなりな技量を問われることにもなる。
出された問題文と作品が違うと判断されると、描いた絵を見てもらえないときもある。
しっかりと読んで課題をきちんと理解しないと、本番の大学入試では問題文の読み間違いのせいで採点されないなんて悲劇も起こり得る。
一般大学入試のマークシートの記載ミス(一問ずつずれたところに印をつけちゃったとか)に似ているが、マークシートなら気づいたところで直せるけど、美術は最初を間違えてしまうと後から挽回することはとても難しい。
全部描き直しになってしまう可能性もあるからだ。
となると、問題となるのがどこまでが『画材』の範疇か?ってこと。
画材には筆や絵の具、鉛筆や塗料、インクなどの着色物と描画対象であるキャンバスや紙などの支持体、クリップやものさしや雲形定規、コンパス等その他の用具。も含まれる。
前回のモチーフ4つ(紙コップ、プラスチックコップ、わりばし、ようじ)に比べると、モチーフ対象は豊富にある。
だから、加工禁止なんだね。
違う題材を使えばアイデアや組み合わせなど色々なパターンがでてくるだろうし。
構図や組み合わせが重複しないように目標を立てて、4枚x4日分=計16枚を描くつもりらしい娘。
黒、白、グレーの三色だけで絵を作ると、自分の今の力が如実に現れやすいようだ。
ひとりで絵をただ描いていたのでは思いつかないようなアイデアで、生徒一人一人を指導してくれる美術予備校の先生たち。
『予備校に通わなくても受かる美大受験生』もいるかもしれないけど、うちの娘はそうじゃないんだなぁって、ただ実感するばかりだ。
今の時期はまだ受験まで時間があるので、基礎的な力をつけてくれているように思える。
20種類のアイデアのストックを自分の中に作れるといいね。