美術トリビア☆パステルは鮮やかさが勝負
鮮やかさな色調に軍パイが上がるパステル。
パステル初心者の娘が始めて購入したパステルがこれだ。
レンブラントのソフトパステル ハーフスティック30色。
フルセットは225色。全色セットには木箱入りのものもあり。
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色の美しさに目を奪われてしまう。
高級絵具ブランドとして知られるオランダロイヤルターレンス社のレンブラントブランド。
しなやかで指になじむ質感と鮮やかな発色。
厳選された原料による高い品質が好評を博している。
直接手で触れる画材だが、材料に重金属を使用していないため、粉が体内に入っても安全。
ソフトパステルは柔らかく、パキパキ折れてしまう。優しく扱わねばならない。
形はクレヨンやチョークのようだが、このパステルはもっと柔らかくなめらかだ。
ソフトパステルはわずかな媒材で固めるため、顔料の鮮やかな色合いがそのまま作品にでる。
輪郭線をひいたり、指でぼかしたりして調節するようだ。
娘は木炭デッサンになかなか慣れず、『パステルを使ってみたら。』と友人に借りた黒のソフトパステルが最初の一歩。
買いに行った画材屋ではセットしか売っていなかったので30色セットを購入した。
こんな風に使える。
削り落として表現したりもするようだ。
定着力が弱いので、仕上がったらフィキサチーフなどを作品に吹き付けるのが良いらしい。
パステルを使った有名な画家といえばエドガー・ドガだろう。
踊り子を描いた作品が有名な印象派の巨匠だが、『エトワール』も版画の一種であるモノタイプの上にパステルで着色したもの。
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パステルにはソフトパステルの他にハードパステルやパステル鉛筆、オイルパステルなどもある。
小さいときにだれもが使ったことがあるだろうクレパスは、オイルパステルの一種だ。
美術の画材は豊富にあるので、作品に適した素材を楽しみながら探そう。