タマビ受験対策!これから3日間の追い込みが始まる
娘は某美術予備校に通っている。
今は受験直前の追い込み期だ。
娘の通っているコースは現役生のみ、油絵専攻のコースである。
ムサビの油絵は終わったので、今日からはタマビ対策だ。
3日間『人物』を描いてタマビのデッサンに備えるという。
油絵は描かなくていいのか?と少し不安になるが、人物デッサンの方が対策が足りないということであろうか。
タマビの油絵専攻の受験デッサンは、毎年人物をデッサンする。
娘は人物デッサンが得意ではないので、モデルさんが何度も来てくれて何枚も『描ける』ことはとてもありがたいことである。
絵のモデルさんというのは結構ハードな仕事だ。
辛いのは『同じ姿勢で動いてはいけない。』ところだろう。
20分ごとに10分の休憩が入ると聞いた。
お昼を抜いて、それを10:00から17:00まで行うそうだ。
本を読むわけでもない、テレビを見れるわけでもない。
微動だにできない時間を過ごす絵のモデルさんは、まるで修行僧のようだ。
10人以上の学生達に囲まれて、じろじろ見られて、鼻が痒くなったりしないのかしら、とどうでもいいことをつい考えてしまう。
今の時期、受験生達は本番同様、6時間で1枚の絵を仕上げる。
その後、先生による講評を受けて少し手を入れなおす。
この時期、伸びる子はぐんぐん伸びていく。
追い詰められた状況で一枚、また一枚と描くうちに急成長するという。
昨夜、娘が1ヶ月前に自分で描いたデッサンと直近のデッサンを見比べて
「同じ人が描いたと思えないくらい『描ける』ようになったんだね、私。」
というので覗いてみたが、素人目には違いがさっぱりわからない。
「よく見て。」
と言われて、どこを見るべきなのか教わりながら見てみると、確かにずっと細かく自然に描きこめるようになっていた。
1ヶ月前に描いた紙袋と、直近で描いた流木では1ヶ月の差とは思えないくらい『描ける』ようになっている。
1ヶ月前がどれだけ『描けなかった』かはさておき、『描ける』状態に今あることを評価したい。
人物も『描ける』ように、追い込まれてガンバレ。