藝大油画一次発表
今年はうるう年のため、待つ時間が1日伸びた藝大油画一次の発表。
毎年発表は3月1日だ。
去年はキャンパス内の掲示板で午後3時に発表、一時間後にウェブで結果をみられるようになっていた。
今年はコロナウィルスの影響で、掲示発表がなされず、午後3時にウェブのみでの発表となった。
![](https://hahaja.com/wp-content/uploads/2020/03/パソコン1200ピクセル-1024x683.jpg)
その時間、娘は予備校で待機。
結果次第で二次油画の対策指導を受ける手はず。
通らなかったら、荷物を持って予備校から戻ってくる。
二次の対策をする人が受ける、指導の邪魔をしてはいけないからだ。
3時になるのを待って、スマホのサイトに更新をかける。
一時間前に覗いた時には貼られていなかったリンクが出現する。
リンク先に飛んで、番号を探す。
娘は志願表を出した時期が遅かったから、後ろの方だ。
…200番台
…400番台
…600番台
…800番台…
以上…おっと。行き過ぎた。
…ちょっと戻って…ここだ。
なんで、こうやって何度も番号を探しちゃうんだろう?
何度見てもないのに。
数字通りに並んでいるんだから、一度見ればないことはすぐにわかるのに。
娘の大学受験は、これで終わったのだ。
1時間あまりして、娘が家に戻ってきた。
内面はもちろん解らないが、いつもとそれほど様子が違っているわけではない。
『通らなかった』という結果を、静かに受け止めている様子だ。
今年の一次通過者は216名。
志願者数は927人だった。
うーん。残念。
通らなかった。
やはり藝大の壁は厚い。
今年一年の伸び率は、今までで一番大きかったと思うが、それでも届かなかった。
選ばれたモチーフも練習済みのものだったが、まだ足りなかったのだ。
藝大油画を目指し、技術を高め、考えを練った1年。
目標を高く掲げたからこそ、伸びた部分も多かったろう。
第一志望には届かなかったが、とても有意義な時間だった。
多浪生の受験の多い藝大。
今はそれ程ではないが、一昔前は、5浪、6浪の受験生は大勢いた。
受験生の中にはどうしても藝大に入りたくて、他美大は受けず藝大しか受けない人もいる。
また、私立美大に通いながら藝大を再受験する者もいる。
娘はムサビに通いながら、来年も藝大を受けるという。
藝大に通い、藝大を卒業するファイン系の学生にとって、多浪は社会に出るのにマイナスにはならない。
藝大は『特別』なのだ。
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この一年は人生で一番輝いた日々だったかもしれません。
目標に向ってひた走る・・・、結果はどうあれ、その時間の尊さは図りしれません。過ぎ去ってから振り返る「きらきらと輝いたこの一年」は、きっと宝物になると思います。 次に向って大きく目を開いて進む若者に幸あれと祈ります。
MEME様、ありがとうございます。
誰かから与えられたものではない『自ら掲げた目標を持つ』ということは、成長するのにとても大事なのだと認識させられた一年間でした。
去年補欠が繰り上がっていたら、これほどの経験は得られなかったと思います。