Pebeoさんの新しい絵の具を試させてもらった
先日美術予備校に来てくださった絵の具メーカーペベオジャポンさん。
中山先生によるデモンストレーションで、新しい画材(絵の具)を使って見せてくれた。
意図しない美しいマーブル模様があらわれる絵の具とか、ステンドグラスみたいな絵の具。
今現在の受験対策向けの油画制作には不要かもしれないけど、創造意欲を掻き立てられそうな画材もある。
「乾きやすくて、発色がよくって、マットな感じに仕上がるアクリル絵の具とか。
乾くとステンドグラスみたいになる絵の具とか。
粒子が動くことによって模様がでる絵の具とか、試さしてもらったの。
スプレー型のジェッソとかもあるんだよ!
でも、受験会場ではスプレーとかは使えないから、今はまだ必要ないかも」
こちらは中山智介先生x pebeo のデモンストレーション
面白かったようで、夜遅くに帰ってきた割には饒舌だ。
スプレータイプの画材は、大学受験対策には使えない。
気を付けて使っていても、周りの受験生に迷惑をかけてしまう可能性があるからだ。
同じ理由で、木炭デッサンの時に、水を使ったりすることも控えなければならない。
「今回の画材は、面白かったけどね。
使えるかどうかちょっと考えてみないとって感じ。」
ふぅん。どうして?
スプレーじゃなければ、使えるんじゃないの?と聞いてみる。
「娘の好きなマチエルは、ナイフで作ったボコボコした感じのもの。
※マチエルとは、作品表面の肌合いのこと。
自分の意思の及ばない形を、自分の意思の及ぶ形に変化させるのが好き。
だから、今回紹介された絵の具はあまり受験には使えないかな。
画材として考えるといいとは思うケド、今油絵に使うにはちょっと違うカモ。って感じ。
面白いと思うケド、使いづらいかな?うーん。どうだろ?
使ってみてもいいかなって思っているけど…。
今ね。私、自分の絵を一回壊そうと思っているの。
この間描いた水彩ね。水彩寄りの油絵にしてみたいと考えているから。そのイメージとは今回の絵の具はちょっと違うかなって思うの。
世界堂で売ってるらしいから、気になったらいつでも買いに行けるし。
使うとしたら夏休みくらいかなぁ?」
新しい絵の具は、今までよりも滑らかで、のびがいい。
少量で広範囲に塗れるから経済的なようだ。
ペベオはシャガールやピカソも使っていたというのが自慢のフランスに本社のあるメーカーさん。
私は以前手芸店に勤めていたのだが、手芸に使ってもいいかも。
このステンドグラス風のやつ、イヤリングとかのアクセサリーとか。
UVレジンとかと組み合わせても可愛くできそう。
なんて。
娘の勉強の題材なのに、余計なことをつい考えてしまう。
ごめんごめん。
受験生の邪魔しないようにしないとね。