藝術脳を求む!閃きのシナプスを作るためにどうするか
藝術は新しいものを求める。
今まで誰も思いつかなかったようなことを説得力をもって表現することが、評価の対象となる。
特に油絵の世界ではそうだ。
今度のイメージ課題は、『閃きのシナプスをつくる』ための課題。
200個くらいの言葉があって、それからイメージを起こして描いていく。
既存のものと既存のものを組み合わせてもいいし、既存のものを壊していってもいい。
とにかく、新しいイメージを出していって、それを描くのだという。
提示される言葉は、『アダムとイブ』とか、『ごみ箱2』とか『新宿区牛込本町〇☓丁目』とか『星のくちびる』とか。
意味のある言葉もあれば、意味のない言葉もある。
その言葉からイメージするものを描くのだという。
100枚以上。
100種類の言葉を選んでもいいし、同じ言葉で何枚も描いてもいい。
新しいイメージをどんどん湧き出させるための課題だ。
時間をかけないで、ぱぱっとたくさん描いていくことを求められる。
前回の課題である白黒紙芝居は、思いついたものをどんどん深めていって洗練していく課題だった。
今回のイメージドローイングは、思いついたはしから描いていく。
それも、皆が思いつく『よくあるイメージ』ではなく、思いつかないような初めて見るようなものがいい。
今まで思いつかなかったけど、その絵を見て、その言葉を見れば『なるほどそうだね』って納得できるようなものがいい。
同じ言葉からイメージを浮かべて10枚くらい描くと、もうイメージが出てこなくなる。
自分が行き詰まる。
それでも頑張ってどうにか絞り出そうとする。
そうすると、新しいものが閃いたりする。
また絞り出そうとする。
自分が枯渇するまで絞り出す。
枯渇しても、それでも絞り出そうとする。
そうしていると、また閃く。
枯渇するまで絞り出して。
枯渇しても絞り出して。って
何度も繰り返して、自分をどんどん追い詰める。
何回か閃けばそういう思考回路が出来てくる。
閃きのシナプスを作り出すのだという。
そういう思考回路を作るためにどんどん考えていく。
確かに、リハビリとかでもそうだと聞く。
もちろん年齢とかも関係してくるが、たとえば脳溢血の後遺症で動かなくなった手とかでも、何度も動かそうと繰り返すと動くようになるという。
リハビリテーションは損傷を受けた脳の再編成を促すことで手足の機能を回復に導くという。 www.nips.ac.jp
できなかったことをやろうとすることで、シナプスがつながるのだと予備校の先生は言う。
でないイメージを絞りだそうと考えることで、新しいイメージが閃く。
閃きは信号だ。
その信号を何度も繰り返すことで神経細胞がつながっていく。
閃く回路をつくるのだと先生は言う。
なんでも100回やれば、多少はできるようになるのだという。
追い詰めるのが大事なのだ。
芸術って、そういう風に作っていくのか。
創作活動ってそういうものなのか。
既にあるものとあるものを組み合わせて、既にないものを創造したり、すでにあるものを壊して新しく作ってもいい。
藝術ってそういう風に勉強していくんだ。
閃きのシナプス。
作れるといいね。