手渡し構成のエスキース、3色しばりの効果はいかに。

 

手渡し構成のエスキースが終わった。

夜中まで頑張った甲斐があったか?

今回は4枚以上x4日だったので、16枚以上描いたことになる。

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夜遅くまで

16枚の中には同じような印象を受ける作品もあったが、全く感じの違うものもひねり出せたように思える。

構図のストックが自分の中にたまったかな?

 

3色しか使えないしばりのある課題は、今まで普通に使っていた『自由な色遣い』を封じられたもの。

木炭デッサンだとグラデーションにあたる『調子』を使えないのと同じだ。

今までしてきた色遣いを、考えさせられる課題だったのではないかと思う。

 

講評としては、『全体的にアイデアとして面白い。でも…デザイン科にいけそうだね。』

というもの。  

無論先生方は娘が油画志望なのは重々ご存知だ。

冗談なのか?褒められたのか?

M先生の真意はいまいちつかみきれない。

 

娘は美術コースのある高校に通っていたのだが、学校の成績が良かったのは絵画系よりもデザイン系の授業だった。

高2の秋、進路相談の時まではデザインに進もうかと考えていたほどだ。

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今後の社会や、娘の性質を考え、ファイン系の油絵に進むことに決めた。

 

今回の課題1日目、先生から頂いたキビシイ一言、『パチっとした絵が格好いい』を受けて、娘なりに考えたらしい。

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木炭デッサンで今回の作品のどれかを描いてみようと思っているようだ。

今回恰好いいと言われた『パチっとした絵』に、いつも娘の描いている『もやっとした絵』を少し近づけたほうがいいのかと考えているらしい。

自己満足な絵を描いていても、評価されなければ大学には入れない。

木炭の使い方も最初はよくわからず、苦労はしたがだいぶ『描ける』ようになってきた木炭デッサン。

日本画やデザインの試験は鉛筆デッサンでもいいのだが、油絵科に進むには木炭は避けて通れない道だ。

 

ハイトーンやグレートーンで描くことの多い娘は、作品の中に黒が占める部分が少ない。

今回のエスキースを見た先生から『娘さんぽくない絵だね』と言われたらしい。

この2ヶ月半、先生に見ていただいていたデッサンと感じが違うということか。

 

16枚描いたエスキースのうち、すべてがうまくいったわけではない。

描いた構図を直したい作品が多々あるようだ。

モチーフや区切り位置、ラインの角度など、ちょっと直しただけで作品は全く変わる。

 

1学期の美術予備校の狙いは『基礎力をつける』だ。

基礎的な力は後々効果が表れる。

力がついたことを願う。

 

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