裸族の登場☆パンツはモラルか
最近、うちには裸族が登場する。
殿さまは『パンツ(トランクス)のゴムが苦しい。』と言って、家では基本ノーパンだ。
秋冬はパジャマやトレーナーを着ているのでいいのだが、季節が変わって暑くなってくると問題が出てくる。
うちには年頃の娘がいるのだ。
うちでは、何も体につけていない状況を『裸族』と名付けている。
いや、単なる『裸』でいいんじゃないの。とも思えるのだが、『あえて何もつけていない』と理解しているからだ。
殿さまは全くのインドア派なので、誇れるような筋肉を体につけてはいない。
※私だって人のことは言えないが。
その肉体を見せびらかすために裸族でいるわけではないのだが、まぁ、見て嬉しくなるような体でないことだけは確かだ。
※この点についても私は人のことは言えない。
裸族の登場は娘が小学校高学年の頃。
殿さまは風呂やシャワーを浴びた後は、ほてった体を冷やすためにしばらく裸族で過ごすことが多い。基本すぐに自分の部屋に入るので『見なかった』ことにできていたのだが、50代に差し掛かる頃には、風呂の後だけでなく裸族でいることが多くなった。
そのままの状態で、タオルもまかずに台所やテレビの前など、どこにでもやってくる。
さすがに娘がいる時には裸族ではいられず、長めの肌着を着ている。
もちろん、パンツはなしだ。
まぁ『ギリ隠れるかな』程度だが、それでホントにいいのだろうか?
幸いなことにうちはマンションの最上階で、周りに覗かれるような建物はない。
部屋の中にいる限りは、他人様に迷惑はかけなくてすむのだろうが、家族としてはどこまで許容できるのか?
娘に聞くのは気が引けるし、できるだけ娘がいる時にはパンツを履くように殿さまにはお願いしている。
暑くなってくると、股間がいつもよりも余計蒸れるらしい。
私たちは快適と不快の狭間で、いつでも揺れているのかもしれない。