日がな一日クロッキー大会☆しかもヌードモデル

 昨日は興奮気味で帰ってきた娘。

テンション高めでガンガンしゃべりまくる。

今回の課題は人物クロッキー。

モデルさんはヌードだ。

ja.wikipedia.org

 

やはりヌードモデルは興奮させられるのか?

それとも宿題が出ていたので、夕食後にやらないといけないからテンションをあえて高めにたもっていたのか?

実のところはわからないが、帰ってくるやいなや、着替えもせずにそばに来てしばらくしゃべりまくっていた。

大きな声で。                 

やはりかなり興奮していたのだと思われる。

 

今までにも何度か描いているヌードの人物クロッキーだが、一日に6時間まるまる描いていたのは初めてだ。

「とっても勉強になるけど、頭爆発しそう」

と騒ぐ。

今回のヌードモデル、モデルさんは20分毎で5分の休憩が入る。

ポーズは20分のもの、10分のもの、5分のもの、全部で32ポーズ描いたそうだ。

 

クロッキーというと、一般的には輪郭を線で追う描き方だが、面で追う描き方もあるようだ。

娘は面で追うタイプらしい。

どちらのタイプもおおまかな形を追って描いていく。

 

「線で描く場合、そのラインが綺麗じゃないといけないの。綺麗な線と綺麗じゃない線があるの。

一本だけで描いているのに、抑揚がスゴイあって、描きたいものの形がよくわかって、そこに存在いることがはっきりとわかるみたいな。

そういう線がいい線なの。

しかもそれが、一本のラインだけでできているから、すごく格好いいんだけど私それできないの。だから面で描いているの。」

一気にしゃべりあげて、ふぅっとため息をつく。

「いるのよ。

何の努力もしなくても、先天的に綺麗な線が描ける人。

たくさん練習しているわけじゃないのに、さらさらって描いて、綺麗なラインになる人。

絵をやってない人にこんなこと言ってもわからないと思うケドね。」

と、ちょっとイラツキながら話してくる。 

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石鹸で洗ってもばっちぃ指先は、頑張った証。練り木炭はくっついてしまうとなかなか取れない。

モデルさんは色々なポーズをとってくれる。

表現するのが難しいポーズもあれば、描いているのが楽しくなるようなポーズもあるそうだ。

体のキレイなラインが出るポーズをとられたりすると、嬉しくなってしまうらしい。

 

一糸まとわぬ妙齢の男性モデルが、寝転がって足をおっぴろげているポーズを、かかと側から描いたりしたそうだ。

 お年頃の娘は、最初はどう見たらいいのか、どこまで描いたらいいのか午前中は戸惑っていたようだが、3時間もそのモデルさんを見ていると、感覚がマヒしてきて、午後には普通に見れるようになってしまったらしい。

 

ま。短い時間で書き上げるクロッキーなので、どこかをすっごくリアルに描きこんだりするわけではないけど^^;。

10代の若い女の子があられもない姿の相手を見ながら描くんだから、大変だなぁ。

 

もちろん、モデルさん自身もスッゴク大変。

時間が経てばたつほど、同じ形を続けるのがつらくなって、筋肉がピクピクしてきてしまうそうだ。

腕が最初にとった形よりも下がってしまったり、角度が変わってしまったりしてしまう。

生きている人間がポーズをとっているので大変だと思う。

 

菅田将暉さんがデッサンモデルをしている動画発見

 

youtu.be

ヌードじゃないよ|( ̄3 ̄)|

 

ただただ描写するような絵は、どれだけ努力したかが絵にはっきりと現れてしまうそうだ。

モチーフをできるだけ忠実に描く描写系の絵は、描いたら描いただけ上手に描けるようになる。

 

「正確に形をとることは、努力すればだれにでもできるようになるんだよ。」

と自分を励ますようにいう娘。

今回の32ポーズ、そのターンのうちに2枚以上描いた時もあったようなので、35,6枚は描いたらしい。

その一枚一枚が自分の絵への自信へと通じていくのかな。

 

 

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