鑑定団にお願いしてみたい?!掘り出し物はでてくるのか
3月中に片付けの目途が付けばいいと考えていた義母の家、『取っておくもの』と『捨てるもの』の仕分けがある程度終わった。
あとは、半畳程の倉庫に残っているものを確認するだけだ。
倉庫に残っているのは古いレコードと、昔住んでいた家にあった昔のシャンデリアや額に入った写真等。
古道具屋さんがどのくらい不用品を持って行ってくれるのかはわからないが、持って行ってもらえない分は粗大ごみか廃品業者にお願いするしかない。
仕訳けしていると、『ガラクタ』に混じって時々魅力的なものが出てくる。
そのうちの一つが入江先生の写真だ。
義母は昔入江泰吉先生に懇意にして頂いていたので、先生の撮った写真が何枚か家にあるのだ。
入江泰吉は、大和路の風景や仏像などの写真で高評価を受けた写真家。
義母の家にある先生の写真は仏像や、花のものだ。
仏像を見る趣味のあった義母は、その縁で入江先生と知り合った。
15年前に亡くなった義父は若い時から写真を趣味にしていたので、義母にくっついて入江先生にお会いできるのを楽しみにしていたらしい。
入江先生の写真を真似て撮った義父の作品があったが、やはり全然違うように思える。
写真のことはよくわからないが、先生の撮られたものは何の変哲もない花であっても目がひきつけられてしまう。
知らず知らずのうちに見入ってしまうのだ。
素人にも感じられるプロの作品ということか?
昔の掛け軸も20本くらいあるので、ひとつずつ確認しなければならなかった。
いくつかステキな作品があったので、とっておいて表装しなおしてもらうことにした。
義母の家には6畳の和室があるのだ。
明治とか大正の頃のものだろうか?
だいぶぼろぼろになって虫に喰われたりしているのが残念だ。
『なんでも鑑定団』にお願いしたいような作品はなかなか出てこないが、心に残るようなものは手元においておこうと思う。