多摩美術大学の油絵受験初日:デッサン
今日から多摩美の油絵が始まった。
1日目デッサン、2日目油彩、3日目学科である。
去年のデッサンも人物だったので、美術予備校では何枚か人物を練習してきた。
採点基準は公表されていて、
出題内容の把握・理解
基礎的な表現力・描写力
独創性(オリジナリティ)
作品への意欲的取り組み
魅力ある感性
以上である。
娘は人物が苦手だ。
人が苦手なので、人を観察するのが苦手なのかもしれない。
おととしは女性モデルだったが、去年は男性モデルだった。
そういえば、女性は描いたことあったけど、男性を描いたって聞いたことないかも。
やだ。
なんだか、不安になってきた。
もう始まっているので仕方ないけど。
男性を描いたのは石膏像だけだ。
美大受験生が描く練習をよくする『ガッタメラータ』
美大進学希望の受験生が描く練習をする石膏像はいくつかあって、ガッタメラータはその一つだ。
娘の高校には美術コースがあって、娘はそこに通っているのだが、毎年秋に美術コース全員でのデッサンコンクールが行われる。
高校1年生から3年生まで。
学年関係なく、本番さながらの真剣勝負だ。
高校にはいくつかの石膏像が置いてあるが、その中でコンクール時に描かされるのは
パジャント
ブルータス
マルス
ジョルジョ
モリエール
それとガッタメラータの6体だ。
それなのに娘は3年連続ガッタメラータに当たった。
6体もあるのに、一番苦手な石膏像を引き当てるとは…なんだか、ご縁があるのではないか?←ジーサンだけどね。
受験同様のくじ引きで、描く対象も場所も決まる
コンクールなので順位も決まる。
1年時は45位以下のその他大ぜい。
2年時は35位くらいだったか?
最終学年の今年は7位になったと喜んでいた。
モチーフが石膏像でないことがありがたい。
苦手な木炭だが、油絵に進む者は仲良くせざるを得ない道具の一つだ。
木炭で作られた『チャコペン』を使うと、鉛筆みたいで描きやすいそうだ。
おかげでだいぶ木炭デッサンに自信もついたようだ。
今回も描く時間は6時間。
ただ、検討を祈るばかりだ。