前期の実技の課題3つが終わった。
2つ目の『動物を描きなさい』の問題点は構図。
娘にとって、作品を作るうえでの大きな課題のひとつだ。
娘の大好きな構図は日の丸構図。
国旗の日の丸のようにモチーフをど真ん中に描く構図だ。
今回もこれで挑んだらしい。
ある程度納得のいく出来栄えだったようだ。
仕上がりまでに6枚くらい画像をLineで送ってきた。
が。
最終講評にて敬愛するB先生に『構図もうちょっとどうにかならなかったかな』と言われたのだ。
苦手な構図。
『どうにかしたい』といつも思っているようだが、どうしたらいいのかいつもわからない。
作品をみて。
先生のおっしゃる意味を考えて。
またみて。
考えて。
何度繰り返しても『どうしたら良かった』のかがわからなかったらしい。
「B先生にはどうしたらよかったのかが見えていたんだと思うケド、私にはみえない。」と繰り返す。
見えないのなら、見えている人に聞いてみればいいのに、と呆れて伝えた週明け、帰宅するなり
「視線誘導なんだって」
とニコニコ顔で発言。
ど真ん中にあるモチーフ。
絵を細部まで見ていくと、視線が流れてキャンバス外に行ってしまう。それを、再びキャンバス内に戻すような工夫がないとのことらしい。
絵を描かない私にはどうやったらいいのかさっぱりわからないが、娘にはわかったようだ。気持ちがだいぶ落ち着いたらしい。
前期3つめの課題は『人物を描きなさい』。
これは、大きく捉えて『ひと』でも『ヒト』でも『人間』でも『人類』でもいいとのこと。
「ヒトの思考には興味があるけど、それを描きたいわけじゃないんだよね。」と言いつつ、なんとか仕上げたようだ。
気乗りがしない課題だったらしく、描いている途中も、仕上がった作品の画像も、結局一枚も見せてくれなかった。
非常に解りやすい単純さだ。
前期の実技はこれで終わり。
次は夏休み明けのコンクールに向けて作品を作る。
好きなように作品を描けるのは嬉しいらしく、通学時の表情がだいぶ変わった。
先生方のアドバイスを糧に、今描ける最上の作品に仕上がることを望む。
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