テンペラ画もどきは対面で

やっと実技の授業が対面になった。
作品への技術的な指導等を実技の授業に求めているわけではないが、ネット回線を通しての指導はやはり物足りないようだ。

今回は伝統的な油絵の技法を通して自分の作品を再認識させる授業のようで、夏休み前に用意した自作のキャンバスに古典技法を使って描く。
どうやらムサビ油画の伝統的な授業のようで、主人が大学生の頃入っていた美術サークルの時の他大学との交流美術展で知り合ったムサビの学生に、テンペラ画を描く授業があると聞いたことがあるらしい。
もう40年近く前の話だ。
油彩画を描くには、古典技法について知ることはとても大事らしい。

今回はテンペラ画をベースに、油彩画の古典的な技法を使ったテンペラ画“もどき”を描くようだ。
テンペラ画というと、イタリア等にある古い教会に飾ってある絵を思い浮かべる。
ボッティチェリの『ヴィーナス誕生』や『プリマベーラ』もテンペラ画らしい。
新卒の就職前にイタリア旅行の機会があり、フィレンツェで観たレオナルドダヴィンチの受胎告知。
その繊細な描写力に驚いたが、あれは油彩とテンペラの混合技法だったそうだ。

レオナルドダヴィンチ 受胎告知

とても昔の、教会に飾ってあるような絵にしかテンペラ画はないのかと思っていたが、そうでもないらしい。
20世紀の画家、パウル・クレーやカンディンスキーも混合技法を使った作品を描いているという。

今回ムサビで使うのは、全卵にダンマルとリンシードオイルを混ぜたもの。
グレーズ技法も使うようだ。
グレーズ技法は薄く透明な絵の具を何層も重ねて塗っていく技法で、色に深みができ立体感や空間の広がりなどを出すのに適している。
透明、又は半透明の絵の具をオイルで溶いて薄く塗り重ねていく、油絵の代表的な技法のひとつだ。
『油絵をやるからには経験しておきなさい』というムサビの強い意志を感じる。
だが、娘はそれがとても苦手。

古いやり方で描く新しい作品。
どのようなものが仕上がるか楽しみだ。


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