コロナ禍の中、ムサビ油画の実技の授業が終わった

ムサビ1年生の実技の授業が終わった。
※娘は終わったが、同じ1年生でもデザインの授業をこれから履修する人もいる。

コロナ禍の中、最初の頃はリモートでの実技授業だった。
オンライン実技が始まったのは、5月18日。
初めの頃はパソコンでzoomにログインしていたが、こちらからの音声が伝えられないためスマホからに変更した。
スマホ画面は小さいため、ムサビはipadを貸し出ししてくれた。
慣れないネットでの授業は、やりにくかったようだがこの状況では仕方がないだろう。
(ipadとWi-Fiを貸してくれたため、スムーズに授業にでることができた。授業料が高いだけあるなと、ほっと一息^^;)

実技は3週間、週に6日間午前中のみで行った。
通常は4週間毎にターンが変わることになっていたようで、最初の頃出来なかった分のしわ寄せなのだろう。
油画専攻の一年生は、実技でも油画以外のデザイン系等の授業を受けることが必修だ。
娘は、デザイン系は自分は向いていないこと、ファイン系の中でも油画が一番やりたいということを再認識できたようだ。
クラスメイトの中には、デザインを今まで経験したことのない普通科高校出身の人もいるので、そのために設けられている授業枠なのだと思う。
また同じファイン系として、日本画等の考え方をもった人と接することも、日本人が油画を描く意味があるのだろう。

油画の先生方は、一年生である娘たちでも『作家』として接してくれる。
技術的な成長がこの半年でどのくらいあったかは分からないが、『作家』として接してもらえることは精神的に大きな意味があるらしい。
大学に受かるための受験絵画ではなく『自分の描きたいように自由に描く』ことができるようになった今、浪人生の時にはなかなか受け入れられなかった『他者の目に魅力的に映るように描く』をより一層考えられるようになったようだ。

藝大受験をしないことを決めたため、大学に通うのはあと3年となった。
大学在学中に、自分の将来のことをある程度見極めていかねばならない。
時間が自由に使えるこの時に、絵をどんどん描いていって欲しい。


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