ファイン系とデザイン系、指導の仕方の違い

今週からは久しぶりの油画の実技。
共通絵画、デザイン基礎と6週間他学科の授業を受けた後なので、感慨もひとしおらしい。

今までは『至極当然』だと思っていた油画の指導。
基本的に『好きなように制作すればいい』というスタンスが、油画の指導方法であるが、それは娘にとても適していることがよく分かった。
油画の実技では『オリジナリティのある制作』をすればいいので、制作するものが『どこかで見たような作品』であることが一番嫌われる。(むろん、模写とかは除く。)
もちろん油画を描かなくてもいいし、彫刻を作ってもいいし、動画や文章などでもいい。
一番大事なことは『オリジナリティ』があることなので、制作しようとして失敗してしまうのは当たり前だし、作っている最中で仕上がっていなくてもOKなのだ。

そんな自由な実技の中でも、指導される先生によって『しばり』を設けられることがある。
今回の実技のしばりは『構図のことをとてもよく考えて描く。』だ。
構図は作画と切っても切り離せない関係なので、油画実技の基本。
いつもよりもより一層何度も考えて描けばいいだけなので、しばりがあってないようなものだ。
だいぶ気が楽なようで、顔つきが先週までとだいぶ違う。
デザイン基礎を受けていた3週間は、『クライアントの希望に沿う一定以上の完成度のものを締切りまでに仕上げる』ことが大事だった。課題の締め切りをいくつも同時に抱えていたので、いつも何らかの課題について行動せざるを得なくなり、自分の自由に作品をつくる時間は全くなかった。
毎夜2時くらいまで机に向かって制作するが仕上がらず、最後の締め切り前には3晩くらいほとんど寝ていなかったかな?という感じだった。
そんな寝ていない頭で考えて、良い作品ができるのだろうかといぶかしんだ程だ。
それでも、なんとか頑張って作った作品が『クラス投票』で他学生のイイネをもらって景品のスケッチブックをもらったと喜んでいた。
指導してくれている先生からの講評はあまり良くなかったようだが。

もらった景品のスケッチブック

今は午前中は油絵を描き、午後の授業がない時には油画の続きをそのまま描くこともあれば、家に戻って自分の作品を自由に描くこともある。
時間的にも精神的にも余裕があるようだ。
先週まで自分の作品など一切作る余裕がなかったのが嘘のようだ。
同じ美大の学科の中で、ファイン系(油画や日本画や彫刻等)とデザイン系は全く違う。
水と油のごとく、求められる性質が全然違うのだ。

今回のことで、娘はデザインではなく油画に向いていたのだと再認識した。




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