受験まであと3ヶ月だよ
受験本番まであと3ヶ月となった。
最近ちょっとビリビリし始めているうちの受験生。
少し情緒不安定気味のようだ。
現役時代よりもよっぽど準備はできているとは思うが、普通科大学よりもずっと結果が読みにくいのが美大入試。
問題の傾向を読み解いて、ヤマをはりながら準備をするしかない。
水曜日から朝のクロッキーに『人物』だけでなく『手』を加えてみた。
予想通りというか。
予想以上というか。
描くのが難しいようだ。
『手』には関節がいくつもある。
どのくらい曲がるかとか、どのように手の平と指がついているかとか、甲からのつながり具合はどうかとか、指同士の兼ね合いとか、爪とか、考慮しなければならないことが数多くある。
多くの人が見慣れている部分だけに、二次元に描いてみるとちょっとした違和感が解りやすい。
娘は高校時代、
「石膏像と手が描ければ何でも描ける」
とデッサンの授業中に言われたようだ。
石膏像デッサンも描くのは大変だが、手も同様だ。
当初は10枚中1枚だけ手を描く予定だったが、『描けない』ことがわかったので毎日2枚ずつ描くことにした。
描けなさ具合を考えると、3枚描いた方がいいのではないかと伝えたのだが、とりあえず1週間は2枚で様子を見ることにした。
『人物』クロッキーをさせてみると、手と足と顔に問題がありそうだったのだが、最近足は良くなってきたように思える。
足はやらなくてもいいかもしれない。
というか、問題は手と顔だ。
複雑な形で難しいとされている手と、娘の苦手な顔。
浪人生になってから手は全く描いていないが、顔は何枚か描いているので手の方が問題ありかも?
火曜まで様子を見て、足りないようなら枚数を増やして描くしかない。
多摩美の油絵実技は、例年デッサンが人物なのだ。
娘の実技試験は来年の2月3日、月曜日から始まる。
ムサビの油絵科のデッサン試験が初日だ。
枚数を描くことは、基礎力を上げていく事につながっていく。
よく見て、考えて、描くしかないよねー。