5トン分のイラナイモノと共に暮らしていた。
廃品回収業者にきてもらって、2トントラック一杯ちょっとの廃棄物を捨て終わった。
何年か前にも2トン引き取ってもらっていたし、この間の古美術商の人には『値のついたもの』と無理をいって引き取ってもらったガラクタ類が1トンくらいあるので、5トンの『イラナイモノ』があった計算になる。
義母の家の『とりあえず分』廃棄作業が終わった。
あと残りは、義母の洋服類の取捨選択を残すばかりだ。
戦前の生まれのためなのか、はたまた性格なのか、義母はモノを捨てることが苦手だ。
デパートの紙袋やスーパーでもらうレジ袋、新聞のちらしやDMの封筒さえとっておいてあった。
あぁ。
書かないようにしようと思っていたのに、やっぱり書いてしまう。
今日はグチになってしまうかも。
せっかく読んでくださっている方を、不愉快にさせてしまうかもしれない。
ちょっとでも嫌だなって思ったら、どうぞお帰りください。m__m
義母は捨てるのが苦手だが、買い物は大好きだったようだ。
加えて『お買い得』商品には目がなかったようで、定価の半額とか書いてあると、心が動いてしまって買い物をしてしまうようだ。
買っただけで使っていない洋食器や和食器、タオルや靴下や下着などが大量にあった。
買った後しまい込んで忘れてしまうのだろうか?
10年以上前の新品の山が、使われていない部屋を物置状態にして、奥の方に山ほどあった。
部屋は4LDKなのだが、2部屋はダンボールや紙袋に入った何か、ビニール袋に入った何かであふれていた。
(数年前は4部屋が何かであふれていたのだが、処分したのだ。)
愛着があったと思しきものは、取っておくことにしたが、10年以上前の手つかずの新品を捨てるのはちょっと心が痛んだ。
でも、ビニールに入った『昔の新品』は、白かったものは黄ばんでところどころ変色している。
だれかにあげることもできないので、見なかったことにしてそのまま廃棄することにした。
使えそうなものは一応『古着・古布回収』に出したので、どこかで役に立ってくれるといいのだが、どうかなぁ?
買っただけでタグもとっていない傘も50本くらいあった。
ビニール傘ではなく、ちゃんとしたものだ。
長傘が20本、折り畳みが30本くらい。
使えそうな折り畳み傘を4本だけ取って、あとは捨てることにした。
自称『目利き』の義母は、デパートで『掘り出し物』の和食器を買うのが好きだったらしい。
『たち吉』や『ノリタケ』や『有田焼』等の有名ブランドの木箱に入ったセトモノ類が、デパートの包装紙にくるまれたまま雑多なゴミと共に積まれてあった。
「売ったらいい金額になると思うから、見てもらって買ってもらってね。」
と言っていたので少しばかり期待していたのだが、30個くらいまとめて1000円だった。
鑑定してもらったところ、『結婚式の引き出物とかに渡される大量生産品』だそうだ。
気に入って買って使っていたのならまだいいが、『イイモノ』だと思って買って取っておいたのならバカげている。いったいいくら散財したのだろう?考えるだけでうんざりする。
古美術商(リサイクル業)の人が引き取ってくれたのならまだいい。
廃品業者に引き取ってもらった分は労力を使って仕分けして、お金を払って処分してもらったのだ。
ムダにとっておいた『モノ』の購入価格や、(置いてある)家賃計算、人件費等を考えるとイライラするばかりなので、できるだけ考えないようにして捨てさせてもらった。
今後何年かけても、義母が自分で『捨てる』ことは考えられないので、今がそのタイミングだったのだと考えて整理することにしていた。
殿さまは一人っ子なので、そのマンションはいつの日か殿さまのものになる。
そして、いずれは私のものになる。(殿さまの方が7つ年上だし、女性の方が平均寿命が長い)
そのための下準備なのだと考えて行動すれば、処分して、整理して、掃除をするのも我慢ができる。
20年以上前の賞味期限切れの缶詰やレトルト、ほんだし等の食品もあって、分別しながら捨てなければならなかったのも大変ではあったが、生ごみや、どこかの家のゴミを家に持ってきて『ゴミ屋敷』にしなかっただけ、良かった。と思うことにしている。
私も将来一人娘に迷惑をかけないように気を付けて暮らそうと思う。