老人ホームと引っ越しの関係。なんと今回で15回目。
今日は美術と全く関係ない話である。
お付き合い頂けるなら聞いて頂きたい。
今回うちは引っ越しすることになった。
私にとっては15回目の引っ越しだ。
うぁ。そんなに?我ながらちょっとびっくり。
でも、このほとんどは私の両親が行ったもの。
と
今までは思っていたのだが、
リストにして数えてみたら半分は自分の意思で行っていたことがわかった。
- 最初父と母が二人で暮らしていたアパートで私は生まれて
- ①1歳:母の父(祖父)が亡くなったので、祖母の家に同居
- ②2歳:同居がうまくいかず、父と私でアパートで暮らして
- ③4歳:母と祖母と私と祖母の家で暮らして
- ④6歳:父と母と私の3人でアパートで暮らして
- ⑤7歳:都心からちょっと離れたところの隣県の一軒家へ、妹が生まれて
- ⑥10歳:父の職場から遠くて不便だったので、もっと近くに越して
- ⑦20歳:父が事業に失敗して家を売ってアパートに越して
- ⑧父の仕事が持ち直してまた引っ越して
- ⑨20代半ばで当時の彼氏の実家、愛知県で父の紹介で仕事を彼氏と立ち上げて
- ⑩名古屋で働きながらで彼氏と暮らして
- ⑪仕事がうまく軌道に乗らず、彼氏と別れて実家に戻って
- ⑫一人暮らしをして
- ⑬結婚してアパートを借りて娘が生まれて
- ⑭今のマンションに越して
- ⑮そして今回
ちなみに、祖母との同居がうまくいかなくなって父と母は②いったん別れて暮らしたのだが、④また一緒に暮らしている。
自分の意思で行っている引っ越しは⑨からだから、7回は私の都合といえる。
引っ越しの荷造りとか手伝ったのは⑦からだから、荷物をつくるのは9回目だ。
けど、引っ越しは何度やってもいまいち慣れない。
今の住まいが今までの中で一番長く住んでいた場所。
15年。
その次に長いのが実家で暮らした⑥の10年。
何度も引っ越ししているから、思い出の品とかは引っ越しあまりしたことない人とかよりだいぶ少ないかも。
子供の頃描いていたラクガキとか、昔の年賀状とかほとんどない。
それでもこの15年の間に増えた『いらない』と思えるものを捨てていかなくちゃ、新しいところに入れない。
今回は義母が住んでいた場所に主人と私と娘の3人で暮らすことになったのだ。
なぜならそれが義母の願いだから。
義母は近所の老人ホームに入るので、義母の住まいに私たちに住んで欲しいという。
義母の住まいは義父が購入したものだ。
義父がなくなって12年たつ。
その間義母は一人で暮らしていた。
が、去年の11月、認知症?の妄想癖がひどくなり、一人暮らしがままならなくなったため、しばらくの間今の私たちの住まいで一緒に暮らしていたのだ。
しかし、慣れない土地で暮らすのはやはり暮らしにくかったらしく、慣れた土地の老人ホームに入りたいと何度も言っていた。
『老人ホームに入りたい』は、5~6年くらい前から言い出していた。
しかし、一人息子である殿さま(主人)がそれを許さなかったのだ。
義母の家に必要な荷物を取りに行った1月の初め、義母は抵抗を行動に表し、もう私たちの家には帰らない。と言い出した。
今後のすべての世話を私たちにしてもらうのは悪いから。どうしても老人ホームに入る。と話す義母の意思を変えることはできなかった。
2ヶ月近くホームヘルパーさんや市の職員の方などにお世話になり、義母の住まいから車で5分程の老人ホームに入ることに決まった。
そして、何かあった時にすぐに来てもらえるところがいい。という義母のたっての希望で、持ち家である義母の家に私たちが入ることになったのだ。
その家は殿さまが生まれそだった家ではない。
私達の結婚後、手入れの大変だった日本家屋を売って、駅から少し離れたマンションを買ったのだ。
住んでいる期間は20年足らずだが、義母の家には、今までの暮らしに必要だったものがほとんど残っているのでモノで溢れている。
老人ホームにはあまり荷物を持っていけないからだ。
義母の荷物を片付け、整理して綺麗にして、自分たちの今の住まいを片付け義母の家に越していかなければならない。
幸いなことに義母の家から殿さまの職場はとても近いので、引っ越しは仕事にも有利だ。
義母を引き取ることになった年末に私もパートをやめたので、タイミングもちょうど良い。
娘も高校を卒業する(自転車通学だった)ので、こちらの時期もバッチリだ。
一昨日から義母の家を少しずつ綺麗にすることにした。
義父はヘビースモーカーだったので、壁紙のあちらこちらがヤニで汚れている。
加えて年よりが住んでいた家は、掃除が行き届かなく、物が多い。
散らかっている我が家の現状を考えると、他家のことは言えないけど^^;
期限が決まっているわけではないので急がなくてもいいのだが、4月中、できれば初旬には終わらせたいかなぁ。
殿さまは
「定年になったら熱海に住みたい。」
と夢のようなことを言っている。
あと何回引っ越し作業をするのだろう?
今回が最後ではない気がして落ち着かない。