就職・進学に強い美大厳選8校!2018年卒業者

就職・進学に強い美大厳選8校リスト作成

美大進学希望の受験生並び保護者の皆様の心配事。大学卒業後の出口について。

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有名美大の卒業者の就職、進学一覧表を作ってみた。
大学のホームページに卒業後の就職・進学等パーセンテージしか載せていない大学は除外した。

一覧にしてみると、大学卒業後進学を希望する人が多いため、他一般大学に比べ就職希望する人が少なめなのがわかる。
就職希望者数を公表していない大学もあるので一概には言えないが、一般大学と比べても、実就職率はさほど悪くはない。
加えて、各私立大学には特定企業とのパイプがあるのが特徴だ。(これは、美大以外でも言えることだが。)



就職に強い美大

卒業者数が多いので当然と言えば当然なのだが、タマビムサビの就職者数がやはりダントツに多い。ついで造形女子美と続く。実就職率も90.9~84.3%と悪くない。

大学名 卒業者数 就職希望者 就職者数 実就職率 卒業者就職率
東京藝術大学美術学部 254 42 16.5%
武蔵野美術大学 978 638 580 90.90% 59.3%
多摩美術大学 971 563 58.0%
東京造形大学 760 529 446 84.30% 58.7%
女子美術大学 567 351 313 89.20% 55.2%
京都市立芸術大学 124 65 52.4%
金沢美術工芸大学 141 89 83 93.30% 58.9%
秋田公立美術大学 90 76 68 89.50% 75.6%

※2018年(平成30年)3月卒業者の進路を各大学HPより抜粋して作成 

学生数が多いということは、今までも多くの就職者を輩出しているということになる。
それだけ社会で活躍しているOG、OBが多いことにつながるので、就職活動もしやすいと思われる。

藝大など、『就職しようとすると、教授から見捨てられる』という噂を聞いた。
初めてしなければならない就職活動を、周りからフォローしてもらいながら続けることができるのは就職率アップにつながるのではないだろうか。

進学に強い美大

次に知りたいのは進学に強い美大だろう。
理系ほどではないが、美大も大学院への進学率が高い。

中でも藝大の進学率がダントツだ。半数近くが進学しているようだ。
もともとの学生数が多いのでパーセンテージは低いが、人数的にはムサビタマビの進学者数も多い。
ついで、造形女子美と続くが、進学率を考えると京都市立芸術大学金沢美術工芸大学も負けてはいない。

大学名 卒業者数 (大学院等)進学者数 (大学院等)進学率 その他(作家活動等)
東京藝術大学美術学部 254 122 48.0% (非常勤・自営)24(未定・他)66
武蔵野美術大学 978 98 10.0% 300
多摩美術大学 971 108 11.1% (作家活動等)87(一時的な仕事に就いた者)33(他)180
東京造形大学 760 50 6.6% (制作活動)102(その他・未報告者)162
女子美術大学 567 48 8.5% (制作活動・他)113(進路未決定・未報告)93
京都市立芸術大学 124 39 31.5% (制作活動)5(他)15
金沢美術工芸大学 141 35 24.8% 23
秋田公立美術大学 90 11 12.2% (作家等)2(他)9

※2018年(平成30年)3月卒業者の進路を各大学HPより抜粋して作成 その他欄は大学により表示が違うがまとめて表示 

国公立に大学進学を目指す人は進学率が高いということだろうか。
あ。秋田公立美術大学は設置認可が下りてからまだ間がないので、他の公立大学とは違うのかも。

上記のように、美大出身者は作家活動をする人が多い。
就職しないでフリーターになる人と作家になる人ではそのモチベーションがあまりにも違う。
モチベーション率を調べる方法があるのなら、他一般大学に比べると美大はかなり高いラインを打ち出してくるかもしれない。

まとめ:就職・進学に強い美大に入学する意義

国境が流通の流れを止めていた時代は既に過去の遺物とかし、現代はどんどん変化していっている。

今後のグローバリゼーションのただ中で、言葉の垣根を越えられるいくつかの『技術』の一つを美大に進むことで得られるかもしれない。
4年間過ごす大学でどれだけ成長できるか。

ただ受け身でいるだけでは変わることはできない。

就職するにせよ、進学にせよ、その他の道を選ぶにせよ、自ら動いていかなければ望んだ結末は得られないのだ。



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